胃痛Gastralgia

胃痛Gastralgia

胃痛を和らげる姿勢SELFCARE

胃痛の時には、 以下の姿勢になると胃痛が和らぐ可能性があります。

  • 前かがみ
  • 横向きに寝る

前かがみ

前かがみの姿勢になることで腹壁の緊張が緩み腹痛が和らぐ可能性があります。前かがみは体育座りのように脚を前で抱えた状態でしゃがむような姿勢です。

食生活習慣

横向きになり、上側の脚を曲げて体の前側に倒します。シムスの姿勢と呼ばれており、この姿勢を取ると胃痛が和らぐ可能性があります。
胃もたれの改善や消化を促進させる場合は右腹を下、胸焼けや逆流性食道炎など逆流を防ぎたい場合は左腹を下にしてシムスの姿勢になることで症状が改善すると言われています。

長期間続く胃痛を放置すると危険です!CAUTION

胃痛

みぞおちの痛みは、1日で治まって再発しなければ、過度に心配する必要はありません。ただし、痛みが何日も継続している、繰り返し起こる、痛みの悪化、胃痛以外の症状も起きている場合は他の病気に罹患している可能性もあるので、早めの診察が大切です。市販薬を2週間服用しても症状の改善が見込めない場合、市販薬の服用を中止し、医師の診察を受けましょう。放置することで、胃がんなど命に関わる病気に罹患する可能性があります。胃痛は病状や原因をしっかり把握して医師の適切な診察を受けて治療することで、早期発見・早期治療、症状の緩和に繋がります。

胃痛の原因CAUSE

食生活習慣

アルコールの過剰摂取、暴飲暴食、脂っこい食べ物、香辛料などの刺激物は胃酸の過剰分泌を促し、胃粘膜に負担がかかることで炎症を起こしやすくなります。

ストレス

胃酸の過剰分泌で胃粘膜に負担がかかることや、ストレスの蓄積によって自律神経が乱れて胃・十二指腸潰瘍が本来の働きができないことが、胃痛が起こる原因となります。

ピロリ菌の感染

ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃粘膜に生息するために酵素と胃液からアンモニアを作り出します。酵素とアンモニアは胃粘膜を破壊する働きがあるため、これにより慢性胃炎が起こる可能性があります。

喫煙

喫煙は胃酸を過剰分泌させ、胃粘膜の血流を悪化させるため、胃粘膜に炎症が起き、胃炎・胃潰瘍が起こる原因となります。

胃痛を伴う消化器疾患DISEASE

急性胃炎

急性胃炎の原因は様々で、過食、過飲、細菌・ウイルスへの感染、ストレスなどがあります。胸焼け、キリキリとした胃痛、吐き気、膨満感などの症状が起きます。

慢性胃炎

慢性胃炎の主な原因はピロリ菌で、急性胃炎を放置して胃粘膜の修復が追い付かなくなって慢性化した状態を指します。胃痛や吐き気、胸焼け、むかつきなどの症状が出ます。

逆流性食道炎(GERD)

食生活の乱れや腹圧の上昇が原因で胃酸が逆流するため、生活習慣の改善が大切です。胃痛、喉がつかえる感じ、喉のイガイガ、咳、胸焼け、酸っぱいげっぷが主な症状となります。

胃潰瘍

主な原因には、ストレス・過食・刺激物の摂取・強い作用の薬の長期服用、飲酒・喫煙があります。繰り返し起こると胃粘膜がただれ、くぼみができます。食後のみぞおち付近の痛み、吐き気・嘔吐、体重減少、食欲不振、貧血、吐血、下血、タール様の黒い便が主な症状となります。

十二指腸潰瘍

ヘリコバクター・ピロリ菌への感染、強い作用の薬の長期服用が原因となり、空腹時のみぞおちの痛み、吐き気・嘔吐、背中・腰の痛み、黒い便などの症状が起こります。

機能性ディスペプシア

胃カメラを行っても特に病気が見つからず、胃の不快感が起こる病気です。症状は胃痛、胃の違和感、吐き気、胃もたれがあります。不規則な生活、ストレス、睡眠不足、慢性疲労、過食・過飲、香辛料などの刺激物や脂質の過剰摂取で自律神経が主な原因となります。

胃がん

胃がんは無症状であることが多いですが、進行がんの場合は、胃痛・貧血・体重減少・脱力感・黒い便などの症状が起こることがあります。萎縮性胃炎、喫煙、遺伝、ヘリコバクター・ピロリ菌感染が主な原因となります。

胃痛の診断・検査EXAMINATION

胃カメラ

胃カメラ

胃、食道、十二指腸などの上部消化管全域の粘膜を、カメラが搭載されたファイバースコープによって緻密に映し出し、粘膜の状態を直接観察します。観察時に発見した疑わしい組織は、一部を切除して検査に出します。胃がんは胃カメラで早期発見することが可能であり、適切な治療を行えば完治する可能性がある病気です。当院の胃カメラは、日本消化器内視鏡学会が認定した消化器内視鏡専門医が行っています。検査、検査結果説明、治療内容を患者様がわかりやすく丁寧にご説明することを心がけています。どんな些細なことでも不安やご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

超音波検査(腹部エコー)

胃カメラやX線検査では確認することができない組織は、超音波検査を用いて検査します。肝臓・膵臓・腎臓・胆嚢はより詳しく観察することが可能です。当院の超音波検査は、胃が空っぽの状態であればいつでも検査ができますので、お気軽にご相談ください。

血液検査

炎症反応がでているか確認するために検査します。

胃痛の治療TREATMENT

診察

胃痛の治療方法は原因によって様々です。胃潰瘍が原因の場合は薬物療法によって改善が見込めます。ヘリコバクター・ピロリ菌の場合は、除菌治療を行い再発しないようにします。胃カメラで胃潰瘍の診断を受けた場合は、除菌治療が2回目まで保険適用となります。

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